まったく意味を成さないマニュアル免許

私は現在までに3台の車を購入してまいりした。
そして、その全てがオートマチック車です。

一応、私はマニュアル免許を保持していますが、その活躍の機会は皆無と言ってもよいでしょう。
しかし、つい先日、マニュアル免許がその力を発揮する機会が訪れたのです。

それは、愛車を車検に出した時のこと。
通常、私が依頼している車検業者は代車にオートマチック車を用意してくれるのですが、その時は、代車がマニュアル車しか残っていませんでした。

車検業者の方はオートマチック車を手配すると言ってくれましたが、私は、マニュアル免許を保持していることもあり、その申し出を断りました。
そして、代車に乗り込み颯爽と工場を後にしたのです。

マニュアル車の運転はスタートとギアチェンジは問題なくできました。
むしろ、楽しいと言っていいかもしれません。

ですが、そのあと悲劇が起きます。
整備工場から、私の家までの道には坂道があるのですが、その坂道に車の列が出来ていたのです。

整備工場に向かう時は別のルートを使っていたので気が付きませんでしたが、どうやら、坂を下りた先で工事をやっていうらしく、その影響で車が列を作っているのでした。
そして、私は坂道の辺りで停車した時に気がついたのです。

自分が坂道発進の仕方を忘れている事に。
焦る私をしり目に、前の車が動き出します。

ですが、運がいい事に後続の車はいません。
私は焦る気持ちを押さえて、約15年前の記憶を必至に掘り返しました。

そして、願いを込めて坂道発進を試みたのです。
すると、その方法は正解だったらしく、なんとか危機を脱しました。

神様に感謝です。
言うまでもないと思いますが、その後、私は代車を使用することはありませんでした。

また、マニュアル車の運転の技術のない者がマニュアル免許を持っている事の無意味さを実感したのです。